金沢市内に拠点を置く中学硬式野球クラブで8月下旬、2年の男子生徒(13)が練習中、重度の熱中症で倒れ、
救急搬送されていたことが16日、分かった。生徒は意識不明が4日間続き、現在も入院中。

生徒の親は監督らが注意を怠ったとして石川県警羽咋(はくい)署に相談、同署も業務上過失致傷容疑で捜査する方針。

クラブ代表を務める男性によると、チームのメンバー約30人は8月23日午前9時から同県志賀(しか)町の野球場で練習を始めた。
監督らはバント練習で成功率が低かったことを理由に、午後4時から罰として約1時間ランニングするよう指示。

男子生徒は約40分後に倒れ、羽咋市内の病院に運ばれたが、けいれんが続いたため金沢市内の病院に転送された。
金沢地方気象台によると、同日の志賀町の最高気温は28.5度だった。生徒は今も病院で歩行のリハビリを受けている。

代表の男性は取材に「練習中に水分を補給させており、指導に問題はなかった」と強調。

一方、生徒の父親(51)は「息子を危険な状態にさせ、不信感でいっぱいだ」と話している。

毎日新聞 9月16日(火)20時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140916-00000074-mai-soci