ちなみに高校野球で大活躍した清宮幸太郎選手はこの軸足の形を上手く作れていないために体重が前に流れてしまい、
プロの投手の変化球に泳がされたり引っ掛けてしまったりすることが多くなっているように見えます。
もし清宮選手が軸足を良い形にして体重をしっかりとそこに乗せ、ステイバックという技術を身につけることができればあれだけ体格に恵まれているのです、
かつてのアレックス・カブレラ選手のように、3割50本だって夢ではないはずです。

さて、アマチュア野球ではよくボトムハンドでシングルハンドティーをさせるケースがありますが、シングルハンドティーを行うのであれば、ボトムハンドではなくトップハンドを中心に行うべきです。
そしてボールをパーンッ!と弾き返すのではなく、バットにボールを乗せて運ぶイメージで練習をしてみてください。弾き返す打ち方ではなく、和田一浩選手や浅村栄斗選手のように乗せて運ぶ打ち方ができるようになると、手首も返りにくくなり、良い当たりがファールにならずにヒットゾーンに飛ぶようになります。
そして打つポイントも体に近づくため、より正確にバットをボールの軌道に入れていけるようにもなります。
ステイバックという技術には、そういうメリットがあるんです。