指導者が押し付け方の指導をするのが問題というよりも、どういう指導を受けたいというのを選手が選べないのが問題
アメリカなんかは
「私達はこうこうこういう理論でこういう選手像を目指して指導しています、こういう選手を育てた実績があります」
みたいなのをしっかり明らかにしているスクールが何百とあって、そこでプロの指導者に合理的で一貫性のある理論を一から全部叩き込んでもらえる

有望な選手がそうしたスクールで基本的な野球の技術からトレーニング、実際の試合での状況判断まで手とり足取り教えてもらい、プロのプレイヤーとして育っていくシステムがある
対して日本はそもそもプロの指導者や理論家というのが少なすぎるし、いくつかスクールみたいなものはあっても実際にプロに選手を送り出したようなところは全然ない

日本の野球界はここが遅れている

よく知りもしないで「アメリカは選手の自主性を重んじて素材を育てていくのに、日本は押し付け型の指導者が多すぎるからダメなんだ」みたいなことをイメージだけで言う人がいるが、問題はそこじゃない
むしろきちんとした理論に基づいた指導を一から「押し付けて」くれる指導者が現状ほとんどいないのが問題なんだ