ガリガリでちびだった俺はフルスイングしたらぶん殴られるような少年時代を過ごし、
コツコツ当てていくバッティングが骨の髄まで染み込んでいる。
その後は177センチ85キロのがっちり体型に成長したが、ガキの頃の習性は直らないのね。
高校時代の通算打率は4割5分だけど、柵越えホームランはゼロだ。
(100m11秒台前半の俊足だったから、ランニングホームランは何本かある)
周囲からはパワー不足、迫力不足、体力を生かしていないとさんざんけなされた。
自分では思いっきり振ってるつもりなんだけど、振れてないんだよね。


高卒後の草野球では、自分のせこい打撃が心底嫌になり左打ちに挑戦したのよ。
穴だらけの荒いバッティングだけど、変な癖のついてない左打席だと
気持ちいいぐらい思い切りスイングできるのね。
右打席なら「フンッ」というスイング音が左打席なら「ビュ〜ン」と音からして違う。
どっちでも同じように振ってるつもりなんだが・・・・。
草野球では当たればでかい三振王として楽しくやってるよ。
一点ほしい場面では右打席を懇願されることもあるが、拒否してるぜ。