×早稲田の政治、三田の理財、駿河台の法学、白山の哲学
  (東洋工作員の妄想)
○福沢の慶応、新島の同志社、クラークの北大、大隈の早稲田
  (『早稲田大学百年史』 第一巻)

仔細に数えたら、特異の学風を作って尊重される大学は、他にまだ林の如く、
雲の如くに多いかもしれず、その設立の内外人には、高徳博識で尊信を博した人も
少なくないだろうが、しかし、その名の知られている範囲が広汎でなく、
遂に到底、上記の慶応の福沢、同志社の新島、札幌農学校(北海道大学の前身)の
クラークないし黒田清隆、早稲田の大隈の知名度が、天下の常識となり、
小中学校の教科書に載り、中には小説、劇、映画にまでなっているのには遠く及ばない。
(早稲田大学大学史編纂所 『早稲田大学百年史 第一巻』 早稲田大学出版部、昭和53年 5-6ページ)

井上円了は小中学校の教科書に載ってないし、テレビドラマに登場して国民的人気を博したという話も聞かないなあ。