山県市で豚コレラ 飼育豚2000頭殺処分へ | 岐阜新聞Web
https://www.gifu-np.co.jp/news/20190525/20190525-141254.html

岐阜県などで家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が拡大している問題で、新たに山県市内の養豚場で体調不良の飼育豚が見つかり、遺伝子検査の結果、豚コレラの感染の疑いが高いことが25日、分かった。
県は防疫措置のため、同日午後から飼育豚の殺処分を開始する方針。飼育頭数は2千頭程度とみられる。

 24日に体調の悪い数頭の飼育豚が見つかり、遺伝子検査を実施したという。県内で感染が確認された施設は16カ所目で、恵那市内の養豚場で4月17日に判明して以来。

 豚コレラは岐阜市で昨年9月に国内で26年ぶりに発生した。農林水産省は拡大防止策として、一部の農家を対象に豚を早期出荷して空になった施設を改修し、衛生管理を強化する手法を提案している。

 また、野生イノシシの感染も止まらず、県内では24日時点で439頭の感染を確認。県は3月から野生イノシシ向けの経口ワクチンの散布を続けている。