●分析(MIA分析部門)

分析部門からの情報を現場に活かした例。

■選手評価の例

・打者評価&育成
TrackManを利用したStatcast情報から打者評価&育成。
特に、打球速度や角度で。

■選手育成の例

・スミスの制球&三振率改善
スミスのFF SpinRateはMLB平均「2,264」より上の「2,365」で実際の空振り率も高かった。

が、スミス自身が「コーナーギリギリの完璧な投球」を心掛けていたこともあり制球に問題があった。
(ギリギリを狙うあまりボールになることが多かった)

そこで、分析部門からの情報を元に「ストライクゾーンを攻めるよう」にアドバイス。
(空振り率が高いんだから臆することなく攻めろ!と)

スミスはそれを実践し、当初よりもFFの制球が安定し三振率も改善。

・ヘルナンデスのSpinRate改善
ヘルナンデスのFF SpinRateはMLB平均以下だったが、
高精度のスローモーション映像を参考に投球メカニクスを微調整し改善。(2,177 → 2,363)

■選手管理の例

・投手疲労度の監視
球速やリリポの位置などの情報を元に疲労度を監視し、登板数(投球数)を管理する。

登板や投球数が多くなると上記情報に変化が起きやすい。
(球速が落ちたり、リリポの位置が不安定になったり下がったり)

2017年ではステッケンやガルシアでそれが起こった。

■戦術の例

・内外野守備のポジショニングシステム強化
既に、2017年からポジショニングシステムは導入済み。

分析部門からの情報を参考にして、
ヒル1B兼内野守備コーチやバンディ外野守備コーチがポジショニングを指示。

その成果もあり2017年は守備率1位。
エラーは73個でMLB最小。(内野エラーは47個)

2018年はそのシステムに、ルーカス管理&ビデオ解析コーチとシュナイダー捕手コーチを参加させ強化。

よって、ポジショニングは、
・分析部門
・スカウティングレポートやビデオ
からの情報を参考に、ヒル1B兼内野守備コーチ、フレゴン3B兼外野守備コーチ、ルーカス管理&ビデオ解析コーチ、シュナイダー捕手コーチで決定。