●ホセフェル事故報道

コカイン問題を抱えるMLB。(2017年7月の記事)

近年ではトミー・ハンソン(29歳)やホセ・フェルナンデス(24歳)がコカイン使用が原因で死亡。

筆者はPHIとNYM番記者を9年間務めたが、その間、選手のドラッグ使用の噂は常にあった。
が、ステロイドやPED問題にかき消されてしまっていた。

■MLBでのコカイン使用の実態
匿名を条件に選手からヒアリング。

(去年引退した選手)
・2012年にルーキー内野手がMLB昇格。
・試合後、チームメイト数名が彼をナイトクラブに連れ出し昇格祝い。
・そのクラブでコカインパーティー。
・コカインを吸ってたのは3名で、1名は現オールスター選手、2名はキャリア23年のベテラン選手。

(去年引退した選手)
・キャリア通じてコカインやマリファナを頻繁に使用。
・現在過去含めMLB選手の「25%」がコカイン使用者だと思う。

(現役選手)
・MLBにドラッグ問題は常にあると思う。MLBで成功し名声やお金を手に入れると多くの人達が寄ってくる。

(現役2名と最近引退した4名の選手)
・コカインは「5〜25%」マリファナは「25〜75%」の選手が使用。
・各球団に「1〜2名」はコカイン又はマリファナ使用者がいる。

マリファナ、コカイン、アヘン、エクスタシーなどの麻薬系ドラッグ検査は「Drugs of Abuse」で行われる。
が、この検査は「合理的な理由」無しでは行われない。(=証拠が無いと実施されない=麻薬系ドラッグは一般的に行われてるランダム検査の対象外)

MLB機構とMLB選手会に「何人の選手がDrugs of Abuse検査を受けたことがあるのか?」を確認したが、守秘義務を理由にコメントせず。