両チームの投手や投手コーチいわく「WSのボールはレギュラーシーズンのボールとまったく違う。ツルツルして滑る。とくにスライダーが投げづらくなった」
ドジャースの投手コーチいわく「ユウはボールの違いに気づいていた。滑りやすくてスライダーを投げづらいと言っていた。いつも通りにスライダーを投げられなかったんだ」
大リーグ機構副社長いわく「唯一の違いは、ボールに押されたスタンプが金色になったことだけだ」(レギュラーシーズンは青)
アストロズの投手コーチは「明らかにツルツルになっている。見た目も触り心地も違う」
モートンいわく「マッカラーズはブルペンで目隠ししてどっちがどっちのボールか区別できた。そのくらい違うんだ」
バーランダーいわく「WSのボールは間違いなくツルツルだ。とくにスライダーを投げるときにそう感じる。ピーダーソンに打たれたのもスライダーだった」
バーランダーはスライダーで1回しか空振りを奪えなかった。これは今年の36先発で最少タイ。
ダルビッシュはスライダーで一度も空振りを奪えなかった。これは今年の34先発で初めて。
ジャンセンがスライダーをホームランにされたのは今年初めて。(96球中)
ジャイルズはレギュラーシーズンは47%の割合でスライダーを投げて、被打率.133だったが、第4戦では8球中2球しか投げず、3人の打者と対戦してひとつもアウトを取れなかった。
6回まで1−0の投手戦になった第4戦は、両チームの先発が1球もスライダーを投げなかった。7人のリリーフも合わせて12球しかスライダーを投げず、スライダーでは1回も空振りを奪えなかった。
モートンいわく「ボールが滑るとツーシームの球威と制球が悪くなる」
ホームランが出る確率は、レギュラーシーズンは27.1打席に1本だったがWSは17.5打席に1本になり、35%も跳ね上がった。
今年のワールドシリーズではすでに15本のホームランが出たが、過去112回のワールドシリーズでの最高記録8本のほうが重みがあった。