東京大学の「東京六大学連盟最弱チーム」の姿は表面的な顔にすぎない。

1872年(明治5年)東京大学(当時の第一大学区第一番中学)で
日本人に初めて野球を教えたホーレス・ウィルソン教授。
アメリカ合衆国メイン州ゴーラム出身で、明治政府の招きで来日。
教科は英語と数学。

日本の野球はここから全国に広まったため、明治時代は野球といえば学生がやるものだった。

ペリー艦隊が、江戸幕府に日本開国(1854)させた18年後
シンシナティ レッドストッキングスが初のプロ野球チームとなった(1869)の3年後
明治政府が五稜郭を降伏させた、戊辰戦争終結(1869)の3年後
ベーブルース来日と、後に読売ジャイアンツとなる
全日本野球チーム結成(1934)の62年前の出来事だった。

2003年、ホーレス・ウィルソンは日本の野球殿堂入りした。
http://www.baseball-museum.or.jp/baseball_hallo/detail/detail_148.html
http://english.baseball-museum.or.jp/baseball_hallo/detail/detail_148.html

1872年(明治初期)の日本では、まだ旧帝大も無い時代だった。
都市部でもちょんまげ頭の男はまだまだ多く、田舎ではほとんどの男がちょんまげ頭だった。
ほとんどの女は日本髪を結い、お歯黒で歯を黒く染めていた。
大学野球の歴史は、時代劇の世界からまだほんの少ししかたっていない頃から始まっていたのだ。


……東大野球部の真の姿は「古豪」「古株」を超越した「日本の野球黎明期から続くレジェンドチーム」であり
   普通の大学の野球部とは価値が全く違ってくる。