【資産】日本の対外純資産は328兆円余 27年連続世界一

日本の企業や個人が海外に持っている資産から外国企業が持つ日本の資産などを差し引いた対外純資産は328兆円余りで、
前の年より2%減りましたが27年連続で世界一になりました。

対外純資産は、日本の政府や企業、個人が海外に持っている会社や工場、
証券などの資産額から外国企業が日本に持っている資産などを差し引いたものです。

財務省によりますと、日本が海外に持っている資産額は去年12月末の時点で1012兆4310億円で、
前の年より2.7%増えました。

一方、海外の企業などが日本に持っている資産などの額は、
日本企業の株価が上昇したり債券への投資を増やしたりしたため683兆9840億円で、前の年より5.2%増加しました。

この結果、対外純資産は328兆4470億円となり、前の年より2.3%減って3年連続で減少しました。

ただ、日本の対外純資産は、27年連続で世界一になっています。

財務省によりますと、2位はドイツの261兆円余り、3位は中国がおよそ205兆円で続き、アメリカは逆に、
世界最大のおよそ886兆円の対外純債務を抱えています。
5月25日