今回の浜田監督の異例とも思える選手起用は何を意味するのか。
色白で虚弱な人や痩せている人を指し「モヤシ」と形容される。
残念ながら今も昔も野球部の大半の選手に同形容が当てはまる。
概して東大の打者は非力と多くの野球ファンが思い込んでいる。
その概念を払拭する方策を練る作業は、長年後回しにしてきた。
本物のスラッガーの養成は据え置かれた課題への対策といえる。
その際、体重の軽い非力な選手にメスを入れなければならない。
体重移動で振るには、ある程度の重量を必要とするからである。
応力の源は体重の軽重で決まる側面があり、遠心力にも影響大。
一連の動きでスイングスピードを上げる事で貧打克服に繋がる。
二桁得点を達成し、頂点に君臨した時、監督の意思は完結する。

【スラッガーの体重(kg)比較】

128 アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)
116 ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)
111 ジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)
107 マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)
106 マーク・トランボ(ボルチモア・オリオールズ)
105 井上慶秀
104 アルバート・プホルス(ロサンゼルス・エンゼルス)
104 ネルソン・クルーズ(シアトル・マリナーズ)
104 クリス・デービス(ボルチモア・オリオールズ)
103 青山海
102 ポール・ゴールドシュミット(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)
100 プライス・ハーパー (ワシントン・ナショナルズ)
95  ビクター・マルティネス(デトロイト・タイガース)
93  ノーラン・アレナド(コロラド・ロッキーズ)