昨日の錦織見てて思ったが
個人競技はその選手の能力とメンタルが全てでその日のコンディションが全て
運も多少はあるかもだが強い方が勝つというシンプルさ

翻って野球や他のチーム競技はまず監督の采配がありメンバーの組み合わせもありで必ずしも実力が正確に反映されないからチーム競技の多くがリーグ戦を取り入れてるのも納得するが
要はどれだけトラウトが凄くても一人じゃ勝てないのが野球という競技
だからこそ個人の能力を計る為にあらゆるデータが重視されるようになったわけだが
それはプロの野球を取っつき悪く分かりにくい退屈な競技にしてしまった

でももしかすると野球も「一人でも勝てるかもしれない」と思わせた「事がある」のが大谷の「リアル二刀流」
何も知らない幼稚園の子どもからおばあちゃんまで見れば誰でもわかるシンプルな面白さが野球にはある事を思い出させる
それを高校野球でなくプロのレベルでやるというミッションは大谷的にはとりあえずクリアして渡米したわけだが
それを憧れのメジャーリーグでも試してみようという壮大な野望は日本に増してデータが全てのメジャーでは馬鹿げていてあまりにも現実的じゃない
チーム競技に一人個人競技を持ち込んで戦うようなものであまりにも一人異質で異常で異端で
失敗すればただのドンキホーテに成り下がり口性の無い叩かれ方を甘んじて受けなければならない

その冒険の無謀さとしかし成功した時の価値の高さを理解できるからこそ野球のレジェンド達はそれを