大谷翔平に読者の質問をぶつけてみた。「三振の多さをどう考えている?」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181225-00832955-number-base

 ――メジャー1年目、三振が多かったことをどう考えていますか。

 「それは(三振を)しない方がいいというのは、普通に考えればその通りなんですけど……これも実力が足りないなりに、捨てた部分ではあります。
『何を捨てて、何を拾うか』なので、そういう数字が伸びてくるというのは予想していました。おそらく、『三振したくないな』と思っていたら、打率もホームランも下がっていたかなと思いますけどね」

「克服できれば必ず減る」

 ――2ストライクからもまるで三振を恐れず、フルスイングしているように見えました。

 「そうしないと、次に繋がらなかったので。じゃあ、『三振をしないのが、いいバッティングなのか』と言われると、自分に求められているのはそうではないですし。
打率も出塁率も残しながら、求められているのは長打力だと思っているので。

 三振に関しては今後、ちゃんと練習して克服できれば必ず減ると思います。三振が減ればフォアボールも増えますし、出塁率も高くなります。なので、今は単純に実力がないからそうなっているだけ、ということですね」

 屈強なスラッガーが居並ぶメジャーリーグに身を投じても、1年目から「長打力を求められている」と自覚して打席に立てる。大谷の三振の多さは、そんな芯の強さの裏返しでもあった。