6位:ブラクストン・ギャレット(LHP)
2016年ドラフト1巡目(全体7位)指名。ややオーバースロットの契約金約415万ドルで入団した。完成度が高く早期昇格が期待されていたが、プロ入り後4登板のみでトミー・ジョン手術を受けた。昨年復帰すると、A+では20試合で防御率3.34、BB/9 3.2、K/9 10.1と好投した。両打者から空振りを奪えるカーブが決め球で、ポテンシャルはローテーション3番手級。

7位:モンテ・ハリソン(OF)
2014年ドラフト2巡目(全体50位)指名。2018年1月にクリスチャン・イエリッチのトレードの見返りとしてブリュワーズから移籍してきた。高校ではアメフトとバスケットボールでも活躍したアスリートで、プラスのスピードとダブルプラスの肩が特に目立つ。打撃では素晴らしいパワーポテンシャルを秘めているが、それを生かすためにもコンタクトを改善する必要がある。

8位:ルウィン・ディアス(1B)
2013年11月に契約金140万ドルでプロ入り。昨年8月にセルジオ・ロモのトレードでツインズから移籍してきた。昨年マイナー121試合で27本塁打を記録したパワーが最大の武器。打率も.270を記録したが、メジャーで活躍するためには選球眼を磨く必要がある。他のポジションの経験はないが、体格の割には機敏に動けており、1B守備は平均以上の評価。

9位:トレバー・ロジャース(LHP)
2017年ドラフト1巡目(全体13位)指名。疲労を考慮して5月にプロデビューを遅らせた2018年は防御率5.82と振るわなかったが、A+と2Aで23試合に先発した昨年は防御率2.90、BB/9 2.2、K/9 9.9と大きく内容を向上させた。投球フォームが安定しており既に制球は優れているが、決め球に欠けるため、将来像はローテーション4番手とされている。

10位:キャメロン・ミスナー(OF)
2019年ドラフト1巡目(全体35位)指名。42試合で打率.270、2本塁打、11盗塁を記録する上々のプロデビューを飾った。スイングスピードが速く選球眼も良いが、消極的になってカウントを悪くする傾向と高目の球への対応を修正する必要がある。身体能力とパワーポテンシャルを高く評価されており、コンタクトを改善できるかが今後のカギ。