っていうか、WARのコンセプトは、
全ての選手を同じ条件で比較できるようにするというもの。

統計的に、負担の大きいポジションの人は成績も悪くなりがち、
負担の小さいポジションにコンバートされたりすると、
成績も良くなりがちってのがわかっているので、
ポジションごとに負担がどれぐらい影響するか計算して、
大幅にプラスマイナスの補正をしている。

更に、補正した結果が投手と差が出ないようにする事で、
全選手が同じ条件で比較できるようにしてるはずだ。

でも、二刀流は統計データが無いので補正の計算ができず、
野手WARは「負担が全く無い普通のDH」と比較された数字、
投手WARは「中4日で投げる普通の投手」と比較された数字だ。

ロースター枠1人分空く云々よりも、
そもそも同じ条件になってないのがおかしい。

WARのコンセプトに沿うならば、
仮想「二刀流の代替可能選手」を想定して、
どれぐらい補正すればいいかを計算すべきだと思う。