ベースボールの常識を覆した革命児【100年に1人の男・大谷翔平の衝撃】
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b9b34be0277b2458e6ddff9d3316b78c9180858

 9月、世界的な有力誌『TIME』は、「世界で最も影響力のある100人」に大谷を選出した。野球選手では2007年に台湾出身でMLBでも活躍した王建民投手以来2人目。単に米国にとどまらず、世界中で注目を集めた証である。

 10月には、これまた著名な『スポーツ・イラストレーテッド』誌が大谷特集を掲載している。毎年秋になるとMLBよりアメフト(NFL)やバスケ(NBA)に関心が移る本場のスポーツ界でも、大谷がいかに特別な存在なのか、窺い知ることが出来る。

 日本の新首相である岸田文雄氏を知らなくても、「ショウヘイ・オオタニ」の名前は全米中に知れ渡っている。

 『スポーツ・イラストレーテッド』誌では、文中に「井の中の蛙、大海を知らず」という日本のことわざを引用して、大谷がもたらした二刀流の効果にこう言及している。

「MLBで長くタブー視されてきた二刀流は、日本からもたらされた」。

 さらに、「彼はベーブ・ルースではない。もっとすごい」と、MLBで神格化されてきた伝説の野球王の上を行く存在と、最上級の評価を与えている。

 これまで、野茂英雄、イチロー、松井秀喜氏らが日本人メジャーリーガーとして日米間の高い垣根を越えていった。だが、それは「日本人にも凄い奴がいる」という程度の認識だったが、今季の大谷には本場のスーパースターたちも最大限の敬意を表し、ひれ伏している。まさに「100年に1人」の存在となった。