だが6月、米スポーツ放送局「ESPN」や「WFAN」が、来季の大谷のメッツ入りの可能性を相次いで報じるなど、大谷の移籍情報が急浮上しているのだ。フレッチャー記者は、そんなトレードの可能性について一笑に付す。
「その可能性は、現時点ではゼロだと思います。特にシーズン中に大谷が移籍するとなると、それまでの指名打者の処遇や先発投手の数を増やすなど、選手枠全体の調整が必要です。そんなチーム編成をシーズン中に断行する球団があるとは思えません」
一方、今オフに移籍する可能性は残っているという
「大谷の契約は2023年オフまでです。エンゼルスはいま、全力で大谷の引き留めにかかっていますが、“勝てるチーム”にこだわる大谷が契約延長の意向を示さない場合、前倒しで戦力確保に動く可能性があります」勝利への責任感ゆえに浮かべた仏頂面。大谷の去就は、エンゼルスのプレーオフ進出次第だ。