>>174
>日本ではあまり話題になっていないように思われるが、実は大谷翔平選手のフォーシームも回転数がそれほど高いわけではないし、昨シーズンまではかなり打者に攻略されてきた球種だった。
 昨シーズンまでの球種別データを見ても、どのシーズンも被打率が最も高かった球種はフォーシームであり、最も被打率が低かった2022年でも.283を記録しているほどだ。
 平均回転数はシーズンを重ねるごとに少しずつ増しているとはいえ、今シーズンの平均回転数は2291でほほMLBの平均値だ。また垂直方向の動きもマイナス1.1インチと、藤浪投手同様にホップ性がほとんどないのが分かる。
 にもかかわらず、開幕から好投を演じ続けている今シーズンは、フォーシームの被打率が.056まで下降しているのだ。その最大の理由だと考えられるのが、スイーパー中心の組み立てに切り替え、より効果的にフォーシームを使用するようになったからだろう。
 藤浪投手が即座にフォーシームの回転数を上げるのは不可能だし、今後も現在の球質で打者と対峙していかねばならない。ただここに示したデータでは、フォーシーム中心の組み立てを続けるのはかなり難しそうに感じる。
 そう考えると、ほぼ類似したフォーシームの球質を有している大谷選手の投球術は、今後の藤浪投手の指標になるのではないだろうか。

物凄く真っ当な分析してるぞ元記事の人は