「なんだこれ…」

ぽそりと呟いた言葉は、無機質な白い壁にすいとられた
繋がっている鎖を引っ張ってみるが、解ける気配はない

「どこだよ、ここ…」

その部屋は異質であった
気持ち悪いほど真っ白な壁に、四台の監視カメラ。レンズは全て、自分の方を向いている

「ここは私の借りた部屋だよ」

不意に聞こえてきた声に、振り向く。そこには……

A 小動物のように可愛らしい幼馴染み
B 才色美人で無口なクラスメイト
C 明るいみんなの人気者な転校生