SNSで嫌がらせあおる

🇨🇳南部・広西チワン族自治区のアルバイト少年(16)は、東京都内の公共施設に3度、電話をかけた。この公共施設は海洋放出とは全く関係ない施設だが、「相手はどこでもよかった。刺激が欲しかった」という。

 ここ数日、アルバイトを終えて中国の動画共有アプリ「抖音(ドウイン)」(TikTok)を開くと、海洋放出に批判的な投稿とともに、日本の番号を記載した動画が流れていた。日本に悪い感情はなく、放出にも無関心だったが、単調な日々にあきて「楽しいこと」がしたいと思っていた少年は、その番号に電話をかけた。少年は取材に対し、「特別な意見があるわけではない。もう電話はかけない」と話した。