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青酸連続不審死、公正証書遺言が争点に 地裁で審理開始
http://www.asahi.com/articles/ASK7X35KWK7XPLZB001.html

 京都、大阪、兵庫で起きた青酸化合物による連続不審死事件で、殺人罪などに問われた筧(かけひ)千佐子被告(70)=京都府向日市=の裁判員裁判が31日、京都地裁であり、被告の交際相手だった大阪府貝塚市、本田正徳さん(当時71)が死亡した事件の審理が始まった。
 被告は四つの事件で罪に問われており、審理されるのは夫、筧勇夫さん(当時75)死亡事件に続いて2件目。起訴状によると、被告は2012年3月9日午後5時前、貝塚市内の喫茶店で本田さんに青酸化合物を飲ませ、青酸中毒で死亡させたとされる。
 検察側はこの日、この事件についての冒頭陳述で、本田さんが生前、全財産を被告に遺贈する内容の公正証書遺言を作成していたことを指摘。被告が本田さんの遺産の取得を画策していたと考えられると主張した。
一方、弁護側は被告は事件とは無関係だとして無罪を主張。認知症が進んでおり、責任能力も訴訟能力もないと訴えた。
 本田さん事件の審理は8月9日までの予定。7日には被告人質問がある。