抜粋。

「オリジナルのラインを入れてカッコ良さを出すのって、僕の個人的な感覚で“逃げ”なんじゃないかと思うことがあります。
平面から立体化の上では、情報量は必然的に増えます。しかし、2次元ですでに完成させられているキャラクターなのだから、できるだけそのラインで勝負したい、そう思っていますし、デザイナー/設計者の仕事だと考えています。
キャラクターのそのもののデザインから逃げない、そこは考えています。そして、2次元から立体物に起こすと、矛盾が出てきたり、デザインとしてずれる場合もある。
そこをどこまでキャラクターの元イメージに近づけるか、“好意的に”解釈するか、『こういう風に立体化すると、カッコイイね』とユーザーさんに言っていただけるのが、僕たちの勝負所であり、仕事だと思っています」