@.組み立てる前に洗う事
プラモはプラスチック樹脂を金型に流し込んで整形される。
剥がしやすくする為に離型剤が塗られているので、それをしっかり除去する。
中性洗剤で洗って一晩置いとこう。

A.接着剤の性質を理解し、使い分ける事
一般的なプラモ用接着剤「スチロール樹脂系接着剤」には、
合成樹脂(透明なプラスチック溶剤)が使われている。
隙間を埋めるのには適しているが、合わせ目を消しても白い線が残る。
ムニュッとはみ出させる場合にパテの役割になっていた箇所。
サフを拭いて塗装するなら適しているが、素組で済ませるなら気になってしまう。

そうした場合には、合成樹脂の入ってない接着剤を使う事をお勧めする。
>>18でも触れられているが、流し込み系にそうした接着剤が多い。

瞬間接着剤はプラチック自体をまったく溶かさない為、
ピンで仮止めしてるような感覚で使うと良い。
引っ張る力には強いが衝撃には弱い性質がある。
その性質を逆に利用して「仮組み」の際に使うのも良い。

B.輪ゴムやクリップでしっかり止める事
古いキットではパーツ同士の合いが悪い場合もある。
しっかり押さえて(接着剤の渇き時間にもよるが)、
完全に乾くまで、目途として数日程度は置いておこう。

[ まとめ ]
プラモの組み立ては合わせ目処理に限らず、
チマチマコツコツとのんびりやる作業が多い。
それを楽しめないなら、プラモ制作自体が向いてないとも言える。

完成後に動かして遊んだり飾ったり撮影する、完成後の事「だけ」が目的なら、
制作過程になるべく拘らないようにしてみては如何かな?
プラモより値は張ってしまうが、完成済み/半完成済みの玩具はどうだろう?