>>392
は?あのですね、2202は「さらば宇宙戦艦ヤマト」のリメイク企画なのですよ。
それをお忘れにならないよう。
白色彗星帝国編は、
女神に呼ばれたヤマト。白色彗星帝国という冷酷無比な巨悪と闘うという試練を与えられました。
闘いの果てにヤマト乗組員が次々と死んでいく…それでも巨悪に抵抗するヤマト。そして激しい抵抗の末に最終的に選んだのは『死』、特攻でした…
その崇高な姿勢に女神は微笑んでくれたのです。めでたしめでたし。
という話なのですよ。
『死』と見つめ合うエンタメなのです。
それを現代に沿うカタチでリメイクしました。
公開当時に「さらば」を観て号泣したあなたに再び問う、新しいさらば宇宙戦艦ヤマト。
そういうコンセプトなのです。
死と向き合うお話なので観客は息が詰まるほど辛いでしょう。
福井晴敏が失敗したのは一点だけあります。
精神的辛さを涙を流す事で昇華させること、泣く事で悲しみに酔いしれるという陶酔性を作劇できなかった事が大失態であるのです。
辛くて辛くて、そして泣いて泣いて、やがてそれが快感に繋がる、という悲劇のエンタメですね。
それが出来なかったのは福井晴敏の構成案が悪かったとしか言いようがありません。
副監督である小林誠氏は関係ない、悪くないのですね。
おわかり?