>>221
馬鹿ではないですね。
それならば初代&2代目西崎氏や出渕氏は馬鹿を選択した大馬鹿者という事になりますよ。
彼らは小林誠氏の美的センスという才能を見出して小林誠氏を抜擢したのですね。
小林誠氏の才能を借りなければヤマトの制作はままならない、だから必要だ、と。
ある意味、大袈裟ですが、小林誠氏のセンスやスタイルでヤマトの世界を覆い尽くしてくれ!というオーダーであるのですね。
小林誠氏は先方のオーダー通りの仕事をしたに過ぎないのです。
「貴方の俺ヤマトをやってくれ」
だからこそ小林誠氏は仕事を引き受けたのだと思いますよ。それは羽原監督も文豪も同じく。
それぞれの才能やそれぞれの俺ヤマトを統合、コントロールするのは最終的にはプロデューサーの責任じゃないですか?
3人の才能が重なるとどのような色合いになるのか?そしてどのような色にコントロールしたいのか?それを決めるのは最終的にはクリエイターを動かす責任者でしょ?
小林誠氏は『総集編を観てね』と盛んに呟いておりますが、俺個人的には小林色を大量の予算を費やしてまでもデジタルで消去しようとする行為は愚の骨頂であるのですね。
何故ならば小林誠氏のセンスは表面的なビジュアルを消し去る事だけでは絶対に拭い去る事は不可能な2202の世界の本質にまで楔が打ち込んであるからに他ならないのですね。2202とは小林誠氏の心の世界のジオラマワールドであるから。小林誠氏のブンドドであるから。羽原監督や文豪よりも強烈な個性である故に彼らの才能を侵食してしまった。
これが私の『俺ヤマト』なのだからしょうがないわよ、と。オーダー通りにやったまでよ、と。『私のタルトタタン』をお食べ?と。
こんな事はアニメにはよくある事。出崎統が監督すればあしたのジョーやエースをねらえ!も彼の強烈な個性の色に染まったように。小林誠氏だけの話ではないのですね。