>>26
既存のヤマトファンのお客様が2202の円盤購入を中止する分岐点は2点あったと思うのですね。
第1段階
シュトラバーゼの飛び降り心中
第2段階
加藤の乱
全て『悪魔の選択』関係のお話ですね。
軍隊的規範を重んじていた筈のヤマト乗組員がモラルから逸脱する行動をしでかすお話を目の当たりにして不快な気分になってしまった。不快な気分になる作品はリピート鑑賞したくない。故に円盤購入は控える、と。
それと同じ事が2199の第23話でも最終決戦の渦中に森雪救出を古代に許してしまうという軍隊にあるまじき緩さと批判されていました。
小林誠氏は自身が深く関わった復活篇で娘を救出する古代の描写に対して事ある度に批判的な呟きをしております。
軍隊という組織を描く中で、組織の一員としての態度を貫くのか?個人の欲望を優先させる為に組織の規範を逸脱してもいいのか?これはとても重要なテーマであると思うのですね。物語の中で軽々しく扱ってはいけない非常にデリケートな問題だと感じます。
昨今のコロナ対策における非常事態宣言下の中での人々の行動についてクローズアップされているのを目の当たりにして、意外と間近に迫る問題であるとお分かりでしょう。
ハリウッド映画の軍隊の描写ではまずはあり得ない描写。それをヤマトでは躊躇なく気軽に描写してしまうという非常に緩い感覚。
社会における個人の自由意志について。
小林誠氏は反対の立場。だから第3章制作をボイコットし、第5章でも脚本家と最後まで言い争ったのですね。