>>459
小林誠氏は発想してから作品を一気に仕上げてくるスピードの速さ、これは職人気質のなせる技だと思うのですね。小林誠氏は仕事が早い、復活篇のきめ細かい迷路のような線画やジャイアントロボの記念絵。
しかし仕事が早いからといって決してやっつけ仕事にはならない、小林誠氏ならではの独特な世界観を形成している。絵画だけではなくそれは模型も同じく。
今年渋谷でやったコーヒー絵のパフォーマンス。会場の中で異質を放っていた。コーヒーの焙煎の香りが広がり、突如会場に乱入した小林誠氏は一気に描いていく。会場にいた人々の注目を一心に集め、そして度肝を抜かせる。その後に絵画購入を巡ってお客様の間で争奪戦が起こる。人々は争う。そして小林誠氏自身もその争いに巻き込まれて混乱が巻き起こる。まるでロックスター。
小林誠氏が現れるとすべてが騒めく。
それは制作現場でも。文豪チームとの諍い。
考証がヒステリー状態に陥り泣き喚くまで発展する。小林誠氏あるところ、必ず嵐が吹き荒れる。嵐も込みで小林誠氏のスタイリッシュなパフォーマンスなのですね。
そのスタイリッシュな生き様が時には誤解を与えてしまう。常識を重んじる人々からはどうしても疎まれてしまう。集団行動ができない天才と揶揄られてしまう…