>>45
それは違いますよ。
別に軍隊でなくてもいいのですよ。学校でもいい。会社でもいい。
社会の中の個人の行動についての話ですから。社会の秩序を重んじるのか?個人の自由意志を選択するのか?という。
これをやってしまったら確実に誰かに迷惑をかけてしまう。もしかしたら社会が壊れるキッカケを作ってしまう。それでもやらざるを得ないという『ダメな人の心理』ですね。
どうしてこの人は社会から逸脱していくのだろうか?その原因と結果を説得力を持って作劇する。2199と2202は説得力に欠けていた印象があるのですね。
ドヤ顔で「俺は雪を救いたい」「承諾した。戦術班長の任を解く!」「はい!」
「息子の命を救いたい」「波動エンジンを止めたら叶えてアゲル」「はい」
この戦術班長と艦長はどうして土壇場で自己陶酔するような身勝手な真似をするのだろう?
この航空隊長はどうして地球の命運よりも息子の命を選ぶのだろう?
どのような精神状態なのだろう?どのような因果関係でそのような行動を起こしてしまったのだろう?それを視聴者に明確に伝えなければならないのですね。
シナリオを読めばその不備に気がつくのですが、脚本家がそれに気がつかない。それどころかそれをユートピアのあるべき姿と思っていたり、家族への情を優先させる事が日常であると思っている。その後ろめたさを理解してない疑惑が浮上してしまうのですね。
あぁ、このような人々が社会に蔓延すると社会は腐敗していくのだと確信に至ってしまうのですね。