>>480
『速さ』は制作現場にとっては尊い価値ではありませんか?質の高いモノを直ぐに仕上げてくる才能。
ヤマトの線画。巨大な構造物は結局は様々な部品の集合体に過ぎない。モデラーならではの解釈であると思うのですね。完成体を分解していく感覚。そしてその逆。何かの価値というよりも小林誠氏の美学ですね。そしてその美学を観客や視聴者に問うてる。
これが小林誠の『俺ヤマト』だ。2202で小林誠氏が担当した箇所は全て小林誠氏の美学で埋め尽くされています。それが小林誠氏の『俺ヤマト』であるから。誰かの物真似は絶対にやらないというポリシーを貫いた。
エゴイステックまでに見ている側に問う。
「私を見ろ!」という精神は全ての創作者の原点ですからね。富野監督だって物語の中を己のエゴて満たす。庵野監督なんてエゴの塊じゃないですか?
小林誠氏は看板屋ではありませんので。作者のエゴが抜けた作品に何の楽しみがあるというのでしょうか?本当にヤマトファンはアホだと思うのですね。