真田の独白カットには落ちがあるのですよ。
ヤマトの前でインタビューを受けていたという事実が最後に分かるという。
古代の事を語っているようで実はヤマトの存在意義を語っていたという演出意図らしきモノがあったのでしょうが、見せ方が控えめで伝わりにくい。
その落ちの為に延々と同じカットを続けるという。
この元ネタは『恋人たちの予感』ですよね?
男と女の友情関係は成立するのか?
本筋のストーリーの間に様々なカップルのインタビューカットが挿入されているのですが。
インタビューシーンの背景が暗幕的という共通点があってもインタビューを受けているカップルは様変わりするので飽きがこないのですね。最後にインタビューを受けるカップルが本作品の主人公のカップルという小洒落た落ちがつく。
複数のカップルのインタビューで尚且つウイットに富んだ会話劇があるからこそ成立するのに総集編は対象が真田さんだけに絞られているから飽きてしまうのですね。いつまで同じアングルのカットが続くのか?と呆れてしまうのですね。
もうこれだけで文豪のセンスがイマイチだと分かってしまうのです。