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『マーヴェリック』という男の生き様。
完全に小林誠という男の生きざまと瓜二つであった。
組織から疎まれている存在。一匹狼的存在。型破りな存在。
チャック・イエーガー。マーベリック。そして小林誠。
脚本を勝手に改変する。スタッフと揉めるのは当たり前。挙句の果てにはお客様であるヤマトファンとネット上でバトルを繰り広げる。
「奴を制作現場に放ったらデンジャーゾーン化する!奴はクビだ!」
干された小林誠は今は自称チャリンコのテストパイロットとして河川敷でチャリンコを乗り回す日々を送っていた。今日もチャリンコは大破。そこに現れたのは製作委員会のお偉いさんであった。
アイスマン(下地や羽原)から「小林マーベリック、現場に復帰してくれ!」と懇願される。柔な現場のスタッフに気合を入れてくれ!コバヤシさん!
「別に復帰してやってもいいわよ。だけれども小林流のやり方を貫かせてもらうけど.それでもよろしくて?」
小林誠流制作術とは?ライバルのガンの字。小林はサンライズ本社に殴り込み、富野を拉致し、彼をヤの字の監督に就任させる。
「俺たちの共通の敵はブンゴーだ!」

1980年代、確かに小林誠は時代の寵児と呼ばれていた。そして現代。彼はオワコンなのか?
違う。小林誠は今も輝きを放つ存在である。
お前自身がオワコンだと思わない限り、お前は光り輝き続けるのだ。怖いモノなど何もない。一生現役を貫け!それが『小林誠』