>>693
第一話というのは。起承転結の『起』を描きながらも同時に「このシリーズはこういう方向性の映像作品ですよ」というエッセンスを伝えるモノではなければならないのですね。いわゆる「ツカミ」。

今回の敵はとにかく理不尽で凶暴。
現在の地球はガミラスの軍事力を凌駕して禍々しさまで備わっている、何があったのか?
その中で主人公の古代は苦悩しながらも敵に立ち向かっていく。
絶望的な状況の中、最後の砦はやはり宇宙戦艦ヤマトであった。
安堵も束の間、古代たちに宇宙の彼方から今まで体験したこともないメッセージを受けるのであった…

これを20分でやり切った、決してぶつ切り映像でなく、心地良いリズム感を刻みながら象徴的な映像の羅列でインパクトを与える。
その象徴的な映像が説明不足という批判はお門違いですよ。演出家の意図は【観客を物語の渦中に飛び込ませること】なのですから。
例えれば。テーマパークのライドに乗ってアトラクションを体感するような雰囲気を味わってもらう、それが2202の「ツカミ」であるから。そのような意図で確信的に描いている。
有無を言わせず引き込む。それが第一話です。

展開がスピーディな05と比べても質的に全く劣らない。寧ろ02の方がよりスピーディで情報過多の洪水ですよ。
05の方が迫力が薄い。オープニングの戦闘シーンのしょぼさといったら失笑モノじゃないですか?