https://i.imgur.com/vJgUReU.jpg
「ひとつも・・・チョコがひとつも無い!」
さすがはクラス一の地味男、まどかくらいしかチョコをあげる物好きはいないのだった。
微かな足の残り香からもA君の下駄箱であることを確信したまどかは、手にしたチョコをそっと置き、地味に驚く彼の顔を想像しながら満足そうに扉を閉めるのであった。

まどかの恋路や如何に!?
下巻へ続く