0403喫茶店24時(大阪府)
2014/09/10(水) 22:46:26.00ID:q22kbH4/「お前とオレが組んだら意外に強いかもな」ブルジーはそこにいる誰かとは眼を合わせずに言った。少しだけ笑っている。「またですか?」「しょうがないかも」ステファンはむしろマークではなく自分に向けて言った。
マークはつい先日のことを思い出した。ステファンの弟リックのことである。ほかでもない。彼からの頼まれごとである。兄、ステファンには不用意なことには関わってほしくないのである。
「ブルジー、お前って自由だな」ブルジーは煙草を咥えたまま眼を丸くした。そしてなにげなく笑った。「吸うか?」マークに煙草の箱を投げた。「お前だって自由になれないか?」ステファンがマークに同じ言葉を投げた。
「ブルジー泣けてくるな?連帯責任だとよ」「ステファン、気持ちが悪いな」「確かに少し気持ちが悪い。俺もお前に付き合わされているんだけどな」
「掛け持ちだろ?よく他の喧嘩部にも駆り出されているのだろ?」ブルノーが空を見て軽く溜息をついた。「聞いたよ」マークだけに分かることである。
「そんなことだったのか。さっき返事したけどな」マークがステファン胸元に煙草の箱を投げた。
「お前らとオレが組めば意外に強いかもな」ステファンがブルノーに煙草の箱を投げた。返す言葉の代わりである。