>>444 6行目→・・探し見た物は何かの配置図らしき図解説明だった。

 ディフェンステクノを背に、セントラルテクノがドロンドッグを介して遠隔にある喫茶店のテーブルの上と通信を行っている。アタッカーが対象を追い詰めた。
3体のドロン人形には役割がある。謀の局面はビルの谷間の物陰や物事の集積する街中の真昼である。日当たりがよくても、人の目のない場所である。
素行不良のまがい物を始末した。

 腑に落ちないものの、掃除を引き受けた。「まがい物が・・」店のテーブルの上で、傍らに湯気の立つコーヒーを置き、PCの画面を見ながらドクターバーリーポトム思った。
それまでは、ただ我がことではないのであるから、静観して距離を取っていた。普段はポトムに用向きなきラボの人間の役割である。
前書きは置き、彼に向けては特筆の所見がある。彼は一体誰と話しているのか?むしろその立場ゆえにその特筆を補強する。

 弾丸をかわし、その相手を殴り倒す。対するクローンは部品が可換可能である。その半ば不死身の消耗品を労して捩じ伏せた。
アセンブリに憑依したポトムがドロンドックの側で向かう全面上空と全面前のアタッカーに指示をだしている。
アセンブリは破壊に背を向けドッグにコネクトしても、それをディフェンスが守っている。ポトムはそれら全ての人型ドロンに同時に憑依する。

 その人格は数体に分かれてその場所を占拠する。後衛にメディカルとメンテナンスの人型が兵站を備えて人型歩兵のスキャニングに余念がない。
「どっちを相手にしないといけないのだ・・」愚痴るようにポトムが指示を出した。いや自身と会話をした。
以前に、地を這う鼠を相手に手を焼いた。それは空にも上がり高速移動をした。得体のしれない生き物だった。そのような記憶も混ざる人格である。

人が行き交う歩道を側に、どこかの店のテーブルの上でポトムの大きな活劇が始まった。