>>494 19行目→ ・・机にいい加減に置いた。世界平和財団はその如何わしい意味の例えである。また彼らにも恒久平和の観念はある。
調査する当局機関の息の係る場所がある。その理事たちの座る席はいきつけでもあり、閑職を持たない場所へ搭乗橋をいくつか繋げている。
民間の偽装を細工する虚実をクラッチする遊びがある。「待った。・・  (ところで・・

 「ポセイドン(ネプチューン)が持つ海は痩せたのか?」向かう意識はその海水成分の用途である。
どこから来たのか?水の中を飛ぶ。突き上げたその掌は水面を持ち上げた。
 漂流した水平や漁師がそれが幻で水面に浮上した古代の遺跡らしき物を目撃する。その地殻の変動は感じられることはない。
町の人間の皮膚が爛れた。浜辺に流れ着いた金属容器が原因である。しかし町の人間が回収に来た時にはすぐでなくなっていた。
崇める者がいた。悪ふざけで手招きをした。遺棄された化学兵器の金属容器である。
 大漁だから信仰心が肥えたわけではない。信仰を媒介するその漁火は畏敬を導いた。
その教団の与えた物は未然の薄い恐怖だった。その後、その教団は消えた。場所を変えたとも言う。
鱗は何者かの原型であり、眷族の気紛れの後始末をしたとも言う。

 本よりの宗派間の軋轢は宗教的騒乱の表現形式となり、聖職者への弾圧の影の恐怖を暗に呼び起こしかねない。
闇の業者が失踪民を囲うだけでなく、海を渡るボロ船に遺棄された金属の容器が紛れて上陸した。
 哨戒機なら、その日誌の航海の記録に赤外線探知を向けたかもしれない。
潜望鏡すら息継ぎもなく、ソナーやレーダーなどの艦内機器装置類はどれも五感と一体化する動作となる。
その時、館長室に制海域が載る海図はなく、原子力エンジンが持つ可能な潜航航続距離だけが制海する術であった。
ばら撒かれた機雷の幻の中で、艦内通路を走る神経は、いつ何時にも魚雷発射管室へと息迫る落ち着きを持った。
 国籍不明艦による潜航活動である。公表される運びにはなかった。
乗組員には領海線に近くも遠く未然する表現の余地のない潜航であった。兵種兵科その艦籍の跡を知る由もなかった。