洋画と邦画のカメラワーク・演出の差は何か?
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個人的には脚本は同レベルであっても、洋画と邦画では
洋画の方が演出・カメラワークの点で圧倒的に優っていると思う
邦画の何が悪いんだろうか >>61
それは間違った伝統だね。実際には戦前〜70年代頃までの日本映画のカット
割も大変に細かいものが多かった。また映画のテンポも早いものが多かった。
論より証拠、観れば分かる。
そういうのが成り立たなくなったのには理由がある。
日本映画は昔から基本ワンキャメ撮り。マルチキャメで大量に素材を集めるハリウ
ッドのように編集室でモンタージュを操作するのは難しい。
そんな日本でそういう細かい撮影・編集を行えていたのは「現場の段階でコンテまで
完璧に脳内に創り上げ『中抜き』や役者・特機の動かし方などのテクニックを知っている監督」
「その意図を解釈し現場で段取り良く動けるスタッフ」こういう人たち。
80年代頃になると長年業界にいるこの辺の監督・スタッフの多くが引退や死去で徐々に
いなくなり、あるいはトシを取り現場的な動きや感覚が鈍ってきてしまい、
もうそういう撮影が出来なくなってしまった。
また70〜80年代には既に日本の業界の現場が荒れていて後進が上手く育たなくなっていて
そうした技巧が殆ど継承されなかった。 また映画の内容的にも後期黒澤明や相米慎二のように「引き画で長回し、アップは入れない
のがカッコイイ」という妙な風潮が出来てしまい、本編の監督・スタッフが細かい
カッティングやアップを殆ど撮らなくなってしまった。
80年代以降の日本映画が「引き画・長回しばかり」「アップも無い」間延びした
ものばかりになったのはこの辺の背景故で、「実際の人間の生活をそのまま反映させている」
なんて高尚なもんじゃないよ。
単に間延びした映画を撮って「アート」「本格」ぶってるだけ。おまけにたまに海外で
賞を撮ったり、またハリウッド商業映画の文法に飽きているハリウッド監督がそういう
映画に実は憧れていて高く評価してくれたり(実はハリウッド映画人も「アート系」やアメリカ外の
珍しい映画が大好きw 要するに自分達が普段は出来ない事に憧れている隣の芝生)、
その辺で勘違いしているだけ。
あと一口に「ヨーロッパの映画」っていうけど、あの辺の映画も「アート系」以外の
商業映画は普通にカット数は多いよ(ハリウッドほどでは無いにせよ)
ここ30年ぐらいの日本映画が余りにカット割がいい加減なだけだよ。 「あんな風に撮りたい」と思って映画業界に入ってくる人はいるからね
黒澤明風みたいな作調ばかり溢れることになるのかなw
エピゴーネンばかりじゃね
観客の嗜好も変わるし、って安手のTVドラマの拡大版で満足する客も多いけど ハリウッド映画でも編集者の腕による部分は大きいと思う
例えば新生007シリーズで言うとスチュアート・ベアードが編集した『カジノロワイヤル』と『スカイフォール』には何の違和感もなく没入できる一方
彼が担当してない『慰めの報酬』はガチャガチャして見づらかったり
あと日本でハリウッド風の編集をしてる監督といえば原田眞人がいる
個人的にはあれもガチャガチャしてるだけでうっとうしく感じるけど
それもハリウッド風だからというわけじゃなく単に下手くそだからだと思う 映画ってカメラワークだけで決まらないからね。最近の洋画ってBGMのかかる
タイミングとかセンス悪すぎ。そもそも場面と合ってなかったり。「ディープ
インパクト」なんてこれから地球が滅びるかもって時に犠牲者ゼロでした的な
曲流れてるし。はっきり言って話にならねーわってレベル。 なんでアメリカと比べようとするの?
フランスやイタリアと比べようよ
美しさが全然違う
予算の問題じゃない
アメリカ、フランス、イタリア、スペイン、ロシア、イラン、ドイツ、イギリス、インド、中国
少なくとも上記の国に負けてる
もしかしたらブラジル、カナダ、ポーランド、韓国、タイにも負けてる ディープインパクトが酷いのは単にディープインパクト単体の問題であって
最近の洋画全体に拡大されてもな…
しかもディープインパクトなんて最近の洋画ですらないし
てか邦画がポーランド映画や韓国映画に負けてるのはしょうがないだろ
ポーランド映画なんて昔から巨匠を多数排出してるし
韓国映画は下らないのも多いが一部は化け物級のクオリティーだしね >>69
だから予算の問題じゃないよね
むしろ日本は予算がある方なんじゃないの?
映画産業が盛んな方だと思うし今のポーランドや韓国に負けてるのはしょうがないと思わない
今のポーランドの話ね。今の日本映画の話をしてるんだから トップレベルの比較だと映像にセンスがないよね
内容も挑戦的なものが少ない
社会派映画もぬるいものばかりでしょ
昔は特徴的で文化的な魅力もまだ文化的特色の強い中東やタイなどに興味が移った感じ 村川透監督のアクション演出は好きです。
特に長回し。 引き固定でくっちゃべり続ける舞台演劇的ダメさもあれば
踊る大捜査線映画の様にステディカムの使い方が
動きの切り替えに無駄な瞬間多すぎて痛いだけというものも。 画質もぜんぜん違う
使ってるカメラの差かな?
それとも証明技術の差? 踊るや海猿のカメラワークて、ほんと永久凍土並に寒いよね ハリウッドで撮影監督やってるタカヤナギ・マサノブって人いるけど
いい絵を撮るんだよな
経験値、機材、考え方の差が大きすぎると思う 70年代に邦画が低迷して優秀な人材が入ってこなくなったから。
代わりに半島系がごっそり入って来て… >>63
石井輝男の顔面どアップに衝撃受けたもんなあ、最初。
ペキンパーのスローモーションなんて今でもしょっちゅう見かけるけど、
石井輝男の顔面どアップってほとんど見かけないもんな。
>>66
やっぱ『アルマゲドン』の方が感動するよねーw >>80
ペキ・スロも黒澤からだろうからな
昔の邦画監督はすごいねー
邦画の今のレベルは世界の底辺らへん
悲しいし、恥ずい 今の邦画は切った方がよくなるような演技とか残したままにしてるよね
あれすっごいたるい
切ったら70分くらいになっちゃうからかもしれないけどさ ハイキックガール、ほとんどのアクションを通常再生したあとで
わざわざスローモーションで繰り返すのはどういうつもりだ 向こうの映画は制作費1億ぐらいの超低予算のでも
日本の大作より画面が綺麗だなぁ 日本はカメラマンの労組が強くて監督の言うこと聞かないって聞いた 労組はハリウッドの方が厳しいんじゃないの。撮影監督はカメラを直接オペレートすることができないとか聞くし >>82 70分。大歓迎だ。
最近はやたら長すぎる。せめて90分位にしてくれよ。 昨日見たるろうに検診も白くてのっべりした画面だった 演出には素人なんで詳しくわからないんだけど、フィンチャー作品とかで、
場面転換のときにカメラがパンしながら早送りになって、「ゴォッ」って効果音が入る。
あれがうざくてうざくて・・・
「ホットファズ」って映画が評判よかったから観たが、ことごとく場面転換のたびに「ゴォッ」って
うるさいから途中でやめてしまった。 >>88
ハリウッドの労組は政治闘争はほとんどしないで、
あくまで待遇改善とか契約条件の改善とかに拘ってるからな。
今もって、(悪評紛々だけど)ストライキができるほど力あるのは
そういうのも大きいかと。 >>87
それ大賛成!
アイディアややりたいことが溢れるほどあるのに
90分しか制限時間が与えられてない方が、よく考えて中身の濃いものが出来上がってる
気がする。 邦画があまり動かないのは映っちゃいけないもんが多いからだろ 洋画は数十メートル四方の空間のショットを撮るのに
数百四方の面積を占拠して
対象からたっぷり距離をとって
望遠気味の撮影でクレーンやレールを使って撮るけど
邦画は数十メートル四方ショットに数十メートル面積しか占拠できない
カメラは近距離から広角撮影気味で狭苦しくて圧迫感のある映像ばかり
やはり予算の問題は大きいよ。 セットを組む予算の違いがカメラワークの単調さを招いてるってのはあるかも セットかどうかは関係なくロケでもダメなんだから
元々の時間の無さが発想を狭めてしまって
何やってもショボイ蟻地獄に陥ってるんだよ 15年前、サムスン電子が、ハリウッドのニューリージェンシー映画制作会社を
買収する時に関与したことがある。
うまく行った交渉が突然に白紙に戻る危機に直面した。
サムスン側が
「映像事業団の課長が、ワーナーブラザースで9カ月間の
職務研修(OJT)を受けられるようにしてほしい」
と、追加要求をしたからだ。
この条件が聞き入れられなければ投資しないということだった。
難色を示していたハリウッドは、サムスン側から繰り返される要請のため鉄則を破った。
サムスンの若い課長がワーナーブラザースで映画制作・配給の貴重な
知識と経験を積めることになったのだ。
サムスン映像事業団が分社した後、彼らが韓国映画産業を
ハリウッド水準に発展させるのに寄与したのは言うまでもない。
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1262776436/ すごく客観的に邦画、洋画の演出だなんだを分析して
語っちゃってる業界の方がいらっしゃるが
ご自身の作品がとてつもなく凡庸でねえ
表現出来るポジションのお方がここまで解っていらっしゃるんだから
クチ先だけと思わせない程度のモノは見せてほしかった 映画の講師ってなんで微妙な監督や脚本家ばかりなんだろうな
漫画だと手塚治虫や鳥山明の書いたマニュアルがあるのにな 日本の街なみが絵にならないという人がいるけど
洋画や外国の番組での日本の街なみは魅力的なんだよなあ
何かが違う るろうに剣心の映画みたことある?
制作費30億かかってるけど最高によかったよ。
美しい京都の町並み、息もつかせぬ殺陣、面白い脚本
案外残酷なシーン、船のCGは圧巻で、主人公たちの心の交流を感じて素晴らしかった!
https://www.youtube.com/watch?v=emy8JkKV6LQ
このCMも良かったけど、本編は更にやばかった 画も◎
ずっと、予算なんてカンケーねーよ、
画が悪いのは日本の甘え!と思ってたけど、
ハリウッドは制作費200億〜300億くらいかけてて、その三倍稼がないと赤字なんだってさw
逆に「ええ〜そんだけかけて、その程度?」と思ってしまった・・・・
昔のET時代くらいのが面白かった気がする 邦画はカメラワークは当然として照明も酷い。
人物に影が全く出来ないから浮いて見えるし何より単調な絵面。 >>100
いや間違いなく日本の景観の汚さは先進国最悪
だがトップギアでは奇跡的に魅力的に映ってた 二郎は鮨の夢を見る、は東京良かったけどなあ
銀座線地下、築地市場
ブラックレインの大阪も良かった
邦画とは明らかに違う空気感
瞳の色の違いじゃろか マニアックな物見てますねえ
いつやってたのかすら知らんかったわ
お世話になります。
私、責任者の加茂と申します。以後、宜しくお願い致します。
http://www.apamanshop.com/membersite/27009206/images/kamo.jpg
浪速建設様の見解と致しましては、メールによる対応に関しましては
受付しないということで、当初より返信を行っていないようで、今後につい
てもメールや書面での対応は致しかねるというお答えでした。
http://www.o-naniwa.com/index.html 事務員 南野 東条
http://www.o-naniwa.com/company/ 岡田常路
このように現在まで6通のメールを送られたとのことですが、結果一度も
返信がないとう状況になっています。
http://www.apamanshop-hd.co.jp/ 加茂正樹 舟橋大介
http://s-at-e.net/scurl/nibn-apaman.html 大村浩次
私どものほうでも現在までのメール履歴は随時削除を致しております
ので実際に11通のメールを頂戴しているか不明なところであります。
・「ジュラシック・ワールド」 http://s-at-e.net/scurl/JurassicWorld.html
・「ジュピター」 http://s-at-e.net/scurl/JupiterAscending.html
大阪府八尾市上之島町南 4-11 クリスタル通り2番館203
に入居の引きこもりニートから長期にわたる執拗な嫌がらせを受けています。
この入居者かその家族、親類などについてご存知の方はお知らせ下さい。
hnps203@gmail.com
〈 http://s-at-e.net/scurl/kenmou-post_id_28.html 〉
〈 http://atsites.jp/sate/ImaLin/imaitsuwa/imaitsuwa.html 〉 照明の差もあるんじゃないの
HWは照明さんはいないよ、照明のデザインや指示は撮影監督の仕事
一方日本は昔の量産時期に主任カメラマンの仕事が多過ぎて
照明部という別セクションができちゃった
それが当時の裏方主義で結構うるさい部署になって
なかなか文句を言えるとこじゃなくなった
その弊害が元になってると思ってたわ >>101
これ見る限りでは最高に良い・・ってほどでもないなぁ
割と頑張ってるのは見て取れるけど、ダメなカットも多そう >>98
口が達者で、仕事も出来るヤツって見たことないわ
ふつう、どっちか片方だけだよw 単にスタッフがろくにノウハウ蓄積してないんじゃないか
抜かれるのを嫌って後続にろくに教えない、仕事は盗んで覚えろとか未だにやってそう >>101
「るろうに剣心」、大友監督のケレン味たっぷりの演出は買うが、カメラワークが特に優れているとは思わない。 微妙なスピードで主役が走るのを微妙なテンションで追っかけるカメラワーク封印してほしい。あれかっこ悪いとか通り越してる。 >>114
逆だわ
邦画というかJSCカメラマンは広角使うのが下手で滅多に使わない
JSC外のテレビ系の人なんかはサラっと使うけどテレビと同じユルユルの絵になるし
カッコいい広角使いはあまりない
その点、るろ剣なんかは結構いい方だと思うが アクションシーンにおいてるろ剣のカメラワークは
アクション監督の谷垣健治が初期のコンテを全部考えてる
それが香港スタイルの彼のやり方で、色々変更はあっても
大友もその辺り割と任したようだよ ここに書き込むひとはレベル高そうで気後れするが20年ほど前に読んだ
「マスターズ・オブ・ライト」という本はハリウッドの撮影監督を取材したものだった
当方、映画の知識には乏しいが これを読んでの第一印象は「映画は光(照明)が大事」
というアホみたいなものだった ハリウッド映画はアホ程照明を使って撮影をする
撮影監督はとにかくそれをコントロールすることに腐心する どの名手に聞いても最も
大切にしていたのはこの点だったと記憶する (ネストール・アルメンドロスだけ異質
だったのが強烈に残っている) 物量の差は馬鹿にできない 押井 アニメでも実写でも、僕の場合、まず写真集から出発する。
資料として購入するのはほとんどが風景の写真集。
いろいろな風景写真を眺めながら、その作品における”世界を見つめる目線”をつかむのが映画を作る初期段階での一番重要な作業なんだよ。
最初に写真集でおおまかなイメージをつかんでおいて、その後カメラマンを同伴して実際にロケハンに回り、山のようにスチール写真を撮る。
『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93年)を作ったときにこの方法論を確立して以来、これは変わらない。
――なぜ、そんな方法を?
押井 まず、”現実の風景の中でアニメを作る”ということは決めていた。
その意識は『天使のたまご』(85年)や『迷宮物件』(87年)を作っていた頃からすでに芽生えていたけど、
明確に意識したのは『機動警察パトレイバー 』(89年)から。
ただ、『パト1』を始めた頃はまだ準備不足で予算もなかったので、東京の風景を写した写真集をいっぱい探してきて、それを眺めながら考えるしかなかった。
『パト2』では最初からそこに自覚的だったので、ロケハンでスチール写真を膨大に撮った。
――ロケハンで撮影する写真には、何を要求するんですか?
押井 原則的にモノクロで撮る。カラー写真は一切撮らない。
なぜかといえば色のイメージに惑わされるから。
大切なのはどういう角度から街を眺めるのか。
水路から見上げた風景であったり、高い所から見下ろした俯瞰であったり、あるいは廃屋を探して撮ってもらったり。
そうやって撮りためた写真の中から映画のイメージの原型になりそうな写真を自分で選んで、アニメーターに参考資料として配る。
それはレンズを意識したレイアウトが欲しいから ――レンズを意識したレイアウトというのは、具体的にはどういうものなんでしょう?
押井 アニメの場合、作画や動画のリズムをメインに考えると、一番見やすい視線のポジションは自動的に決まってくる。
どうなるかといえば、アイレベル(人が立った状態での目の高さ)になる。
それが一番描きやすいし、俯瞰にするとキャラクターの情報量が極端に減るから、絵描きはやりたがらない。
だから昔のアニメーターが好んで取る構図はほとんどアイレベルで、これは宮さん(宮崎駿監督)といえども例外じゃない。結果的に映画ではなく、絵本アニメにならざるを得ない。
『パト2』では、そこから一歩踏み込んで、レンズの味が欲しかった。
要するにディストーション(光学的な歪み)のあるレイアウト。
それがあることで、アニメの画面であるにもかかわらず、レンズで撮影したような臨場感が立ち上がる。
――レンズを通したほうが、風景に臨場感が出るものなんですか?
押井 人間が風景を見る目って、実はレンズを通した絵のほうが印象が強いんだよ。そのほうが意識的に見ているから。
人間の目って意識的に見たいものを見ているわけじゃない、というか反射的に見たいものしか見ていない。
画角は無限で、フォーカスも見たいところに瞬時に行く。だからかえって意識に残らない。
むしろフレームで切り取ってやることで強さが増す。
なおかつレンズを通した風景でないと”強い風景”として意識されない。
――確かに『パト2』の映像では、キャラクターより風景のほうが印象に残りますね。
押井 だから『パト2』は絵が動いていない。
劇場公開された当時、”動かないアニメ"だってさんざん言われたのは、絵が動けば構図が崩れるから。
強い風景にナレーションやセリフを重ねていくことで、映画としての説得力を生み出そうと思った。
つまり、レイアウトが持ってる力だけで映画が成立するんじゃないかっていうのが『パト2』で試みたこと。 ――いまアニメを作るとしても、同じ方法論で作りますか?
押井 僕は動画の専門家じゃないから、アニメの場合はそうやって画角から入るしかない。
今さらジブリみたいな緻密な描写で流れるようなアニメを作れますかっていわれても、そういう能力はもともと持っていない。
だから余計なことを言っちゃえば、庵野(秀明)がジブリの後継者になるかといったら、あいつも実は画角で作ってる男なんだよ。
あいつは過去に見た映画のレイアウトは全部覚えているって特殊な才能を持っていて、それを紙の上に再現する能力も持ってる。
それだけは大したもんなんだよ。その代わり、全部何かのコピーだよ。
東宝の特撮映画だったりのレイアウトが頭の中に大量にためこまれていて、必要に応じて即座に取り出せる。
――庵野氏は、世間的には動画寄りの監督に見られていますが、押井さんの評価は違うんですね。
押井 俺は、アニメーターとしての庵野なんて評価してないもの。
でも、あいつのレイアウト能力はたいしたものだと思ってる。
あと彼は、情報量の操作ってことを知ってる。どこの情報量を増やして、どこを省略するか。
アニメって、それでしか演出できないから。
――実は『イノセンス』以降、押井さん自身はレイアウト主義で映画を作ることに飽きたのではないかと思っていました。
押井 もう『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(95年)のときにとっくに飽きてるよ。
『攻殻』は基本的に『パト2』の応用で、『イノセンス』(04年)はさらにその発展形。
『イノセンス』が終わった段階で、自分の方法論で作るアニメは、これ以上にはならないとわかった。
だから『スカイ・クロラ』(08年)では全然別のことを考えた。
レイアウト作業は通常通りだけど、そこで目指すものから逆算してレイアウトを割り出した。
何かと言ったら〈時間を撮影する〉ということ。
だから作業自体は変わっていないけど、目指すものがちょっと変わった。 ――今は、そこから先の表現のテーマは見つかったんですか?
押井 自分のテーマがあって、それに企画をはめ込んでるわけじゃないんだよ。
この企画だったら何をテーマにしようかってところから出発するわけだ。
『スカイ・クロラ』って作品は要するに日常性の世界の話だから。
キャラクターは死なない、年も取らない。
年を取らないってどういうことかといったら、それは時間が止まってること。
キャラクターの時間が止まってるんだったら、世界の時間をゆっくり動かすしかない。
――なるほど。では新作『パトレイバー』で目指した表現のテーマはどういうものなんですか?
押井 今は教えられません(笑)。
表現っていうのは、なんとなく伝わるだけで、前面に押し出すものじゃないんだよ。
ましてや公開前に監督が語るものでもない。
物語は時代に寄り添ったものだから、いずれは意味がなくなる。
だけど映画の表現それ自体は、いつの時代に観ても成立する。
今でも小津安二郎の映画を見る意味がどこかにあるのは、あそこにしか流れてない時間があるから。
それは98%の人間にとっては、単に死ぬほど退屈な眠い時間かもしれない。
でも、ドラマだけだったらテレビでいい。
映画を作る以上は、お客さんに対するもの以外――見えざる表現の部分のテーマが必要になる。
それなしに、映画を撮るモチベーションはありえない。
映画監督は単なる演出家ではなく、〈映画〉を作っているんだから。 種田:当時の人は、ジョン・フォードのモノクロを見て、夜のシーンなのに空が明るかったり、
昼のシーンなのに空が暗いことに驚いたんです。それはどのシーンも昼間に撮影しているせいなんですけど、モノクロの中にグレートーンの階調があって、写真の美学が生きているんですよね。
―インタビューでも「白黒こそがフォトグラフ」という発言を残してますよね。
種田:映像のトーンには相当うるさかったみたいですね。それはカラーになっても同じで、
『静かなる男』はカラーですが、発色が今の映画とは全然違いますよね。初期のフィルムは発色のコントロールが難しかったので、光を強く当てて撮影したり、
補正したりいろんな工夫をすることで、映画の世界が本物らしく見えるように映像にも演出を加えていた。
つまりそれは絵画的な美しさだったわけです。一方で最近のカラー映画というのは、解像度が良すぎるせいか、ほぼ実物の見た目通りに写るので、
こういう油絵みたいな映画がなくなってきました。かつての絵画のような質感の映像を安易に手放してしまっていいのか、これからの映画の作り手は真剣に考える必要があると思います 例えば、溝口健二なんていうのは大衆シーンは下手ですよね。そういうことはもう、助監督にやらせる、っていうことになっちゃうんですよね。
クロさんはそうじゃなくて、もうすべてにわたってやる、という監督だから、だから、黒澤組についたらキリキリ舞いですよ。
そういう、とにかく、自分ですべてのことをやらねば気が済まない、というようなやり方で映画を作る、といったら、ま、やっぱり、黒澤さんが一頭地を抜くんじゃないですかねえ。
あの、木下恵介なんていうのも、クロさんより2歳ぐらい若いんだけれども、この人はキャメラ出身ですからね。キャメラ助手の出身だから、キャメラについてはよく知ってますよ。だけども、
すべてについてというわけにはいかないですよね。たとえば、クロさんは音楽まで指定しますからね。木下恵介なんかは、木下忠司っていう弟がいるんですが、
この人にまかせっきりで。キャメラは自分でも重視していたから、詳しいんだけどもね。そういう点では、やっぱりクロさんがあらゆる面で突出していた、ということでしょうね。だからねえ、あんなに忙しい組はないですよ。
他の監督につくと、たとえば、成瀬巳喜男サンなんて人は、自分のスタイルというのが決っているわけです。だから、どんなカメラマンが来ても、それに全部、右へ倣えですからね。ところがクロさんは、写真写真によって違いますからね。
作品、1本1本が全部、形が違う。出来不出来もあって、不安定なんだけれどもね。今度はこれをねらうんだという、そういうのがありますからね
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=922578&id=8826889 「帰りの船が沖縄に近づいたとき、ああまたあの水蒸気の国に帰るのか、と思いました」
55年に帰国した節子は、産経新聞の美術記者福田定一、のちの作家司馬遼太郎と会ってそう述べた。司馬は後年、「このひと(節子)の色彩がみごとに乾いて発色していることを思いあわせ、さまざまなことを連想した」と書いた。
日本の山河が最高の美しさを見せるのは雨上がり、と紀行作家の宮脇俊三が指摘している。日本人の心性に根ざした美の光景は、湿っぽい幽遠さであり、靄(もや)であり、日本の代表的な絵画は今も雪舟の山水図とされる。
こうした「水蒸気の国」の伝統に対する反骨が、節子の基調になっている 成瀬截巳喜男のキャメラサイズは決まっている。人物のクローズアップ、
バストサイズ、フルサイズ、誰がキャメラマンになっても違いはない。また、成瀬作品のキャメラは人物が動いても動かない。
パンは絶対にしないのである。人物の動いたことは目線の動きで知らされる。成瀬が「ハイ、ここ」とキャメラの位置を示せば、
キャメラマンはキャメラをセットする。「バスト」といえば、位置をずらす。同じバストといっても成瀬の好むバストの大きさは、
決まっている。後は照明がライトを決める。照明係りが忙しく立ち働くだけで、外のパートは何もすることがない。
ところが黒澤組はそうはいかない。キャメラは、どの位置がいちばんいいか、クロさんはルーペを覗きっぱなしで決める。
人物が動けば、それに従ってレールが敷かれ移動車が動き、速度を決める。それによって照明も変わってくる。
大道具さんはクロさんの指示に従って背景のミスを直さなければならない。小道具さんは状況によってやれ「水をまけ」
やれ「スモークを焚け」と言われる。各パートはクロさんの指示に従って立ち働くことになる。最も効果的に画面を作るために、
クロさんはあらゆるパートに指示を出すのである。それだけクロさんの狙いは、各パートに対して要求が大きくなるのである。
http://world-directer.com/entry11.html ミケランジェロ・アントニオーニの映画は構図が建築学的で面白い。彼の特徴的な演出として、登場人物とカメラの間にストーリーとは直接関係のない被写体を置く傾向がある。
左の写真では、主人公の2人のフルショットの前に、花を配置して、ちょっとしたアクセントになっている。こういう映像はアントニオーニの諸作品でよく見られるので、機会があれば探してみてほしい。 http://www.nowdo.com/production/j_cam_work1.htm
俯瞰(ふかん) 卑小感、哀れ、弱い。
水平角度
前方 訴え、強い、単調、平板。
横方 やや立体感、やや無関心。
後方 拒絶感、別れ、終わり。 >>129
わざわざ検索してマルチポストは必死すぎるわ ここでカメラワークについてお勧めの映画を教えて欲しい 小林 プロデューサーのかたから「これをテレビ枠でやろうと思ってるんだけど」と。
さてどういうふうにやるかってなると、スタジオドラマって
全明かりにしちゃうんですよ。 影を作らないっていう。
テレビ方式でいくと、全部を明るくする。 影がどこからの方向にも掛からないように。
そうすると、まぁ、要するにベタな絵になっちゃうんです。
糸井 絵で描いちゃうみたいなもんだよね、いわばね。
小林 そうすると、この『深夜食堂』の世界、いかにも作り物っぽい世界の中で、
もう全体に作り物っぽいようになっちゃうと、味わいがあまりにもなさすぎるなと思ってたんです。
「たとえば映画の人なんかにやっていただくような作り方をちょっと意識しないと難しいかもしれませんね」
とかって言ってて。 映画的っていうのは、ワンカットでワンキャメでいくと、
そのたびに照明をこしらえるんだ。そこから先、しばらくは進展しなかったんですけど。
https://www.1101.com/iijima_shokudo/kobayashi/ 「ブラックマジック M-66」は実写撮りを前提にした絵コンテならぬ
アニメコンテの様に思える。アニメであのカメラワークが出来るなら何故邦画で出来ない? じゃあ金さえあればカメラワークや演出の差を埋められるのかっていうとそうじゃないだろ
太平洋戦争に負けたのは物量に差があったからって言ってるのと変わんねえぞそれ いや、そもそもハリウッドにアメリカ人スタッフなんて全体の半分もいないから
邦画は日本人だけでよくやってると思うよ
ハリウッドは世界中から優秀な才能を集めてる、というか集まってくるんだし勝って当然
なに言ってんだか・・・ 比べるならフランスやイタリア、イギリスといったヨーロッパ映画(かつ非ハリウッド資本)と比較しろよ
あとは同じ制作規模のアジア映画 >>147
いまの日本アニメは低予算でそれなりの物を
作ったりしてるんだがw
下らんものも多いけどそれと比べると実写は…
やはり日本の実写には無能力者が多い なんでそこでアニメが出てくるのか意味不明
アニオタはもれなく脳に疾患でも抱えてるのか? いくらほざいても、漫画やアニメ原作の実写の駄作撮っとるんでは説得力無いわな。
漫画の進撃でとてつも無い糞実写を撮った
樋口 真嗣とかどう弁護するんやwwww 樋口は前からクソだろ、何言ってんだ
エヴァのコンテもケレンだけで中身空っぽだし 豊かになったが考えた方貧困になったな
後は落ちるだけ パクリは中国だけ
起源は韓国だけにしとけよ 糞実邦画wwwwwww ゆとりの頭じゃ考えも・・・おっとここまでにしとこ
何っても反論もどき >>147
邦画は監督韓国人だったり出演者もスタッフも外国人いるじゃん
アニメなんか作画スタッフ大量に外国人いるし日本人だけではできてないよ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています