昭和30年代の映画館は芝居小屋の延長で
スターの見せ場で掛け声かけたり、アクションシーンで拍手したり
コメディアンのギャグに思う存分笑ったりと
客が感情むき出しで楽しみ
幕間には菓子売りが場内を叫び回って、ラムネや酢昆布売ったり
あらかじめロビーで予約をしておけば
映画館と契約してる弁当屋が座席まで出前を運んだりと
今では考えられないにぎやかな空間だったと、映画好きの祖父が話してくれた