未DVD化『スローバラードは殺意の香り』(1984、Vamping)。
主人公は売れないサックス奏者。「女に優しい孤独な男」と
自身を認識している非モテのナルシスト?に冷水を浴びせて
くるイヤな映画。表紙には「サスペンス・ミステリーの傑作」。
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解説では「サスペンス・ミステリーの佳作」にトーンダウン。
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「佳作」でも誉め過ぎでしょうが、悪くない出来だと思います。
ある意味で似ている↓短編マンガ『嘆きの天使』(77年)が無料で読める。
http://mavo.takekuma.jp/ipviewer2.php?id=543
ひさうちみちお氏らしい「内面をエグってくる」キツい名作。主人公の
「コミュ障」っぷりとラストが『タクシードライバー』(76)を連想させる。