>>40 6行目　被造物を意味する現場に残す小物はその内の一つである。彼女の秘密を示すただけなのか。・・
>>40 　15行目　　雨脚が強まり差し迫る中、サブストルの・・

ただしその似姿は人である。ならば厭わず死地に向かえるものではないはずである。そして彼らにそれは許されない。人だけに許される立場である。　
人であるのならば人に関わる切実な問題に過ぎず、そのはずである人に向けた皮肉である。
　初め彼らはそれを更新と呼んでいた。死が持つ恐怖の故ではなく、叶わぬ生の渇望を癒すまだしもの気休めである。
慰めを与える者の存在の噂が持ちあがり、統治に立つ円卓を囲む者たちの間にもたらされた。
俄かに表れたその噂が都市の地の底を駆け廻り、サブストルたちにの間にある一つの啓示的原体験を垣間見たい秘かな機運を造り上げた。

　その記憶の遺伝は定かではなく、故に秘宝とされた。定かであるわけでもないその宗教的事実を定かな記憶と定めるインシュアンがその秘宝を求めた。
対象の認識が難しくとも、対象の存在そのものは客観的である。どこかに追うべき相手がいる。追われる対象にその理由は許されない。
インシュアンはサブストルに反駁する。その自覚の下においてサブストルに上位する。インシュアンはその啓示的原体験を自らの掌中に秘宝として求めた。
その者たちサブトルの内奥に達せんと、管理部当局は追捕士ポイントプレスを向かわせた。

　レガーマン共振が大気上空に電磁気的効果を走らせた。彼らサブストルたちの脳裡を落ち着きなく横断した。
大規模な共有無意識、そのような噂はむしろサブストルが作り上げた幻想である。絵空事の文意はむしろ管理部当局の頭部を頭頂を掠めた。
記録措置媒体の行方も実しやかに検分する内訳にあり、追捕線上、通常の内偵の形に変え通達されていた。