普通の人々
★★★★★

ロバートレッドフォードの初監督作品にして
アカデミー作品、監督、脚色、助演(実質主演)男優賞を得た一本

それだけの価値のある作品
人間の内面の動き、隠された苦しみ、気づかない動機、
回復と成熟を映画がここまで描けるという

それも極めて映画的な表現を駆使しているところに
この作品の価値がある

好きなシーンは沢山ある
元気そうな精神病院時代の女友達が元気で
取り残されたようになったり、
母が珍しくコンラッドに話しかけるが、全然会話が噛み合わなかったり、
最後の抱擁シーンはこれぞ映画と言いたくなる