ダンサー・イン・ザ・ダーク
★★★
鬱映画として名高いが、主人公に全然感情移入できなかったのであまりダメージがなかった
現実逃避のシーンをミュージカル、他のシーンをドキュメンタリー風にとるのは非常に分かりやすい
でも色彩鮮やかなミュージカルシーンに比べて彩度の低い、BGMのない、時々手振れする現実シーンが退屈に思えた
この胸糞の悪い話をミュージカルでやるってところが斬新なんだろうし、映画史的にも価値はあるんだと思うけど、ちょっといやらしく感じてしまう
ミュージカルシーンはどれもいいし、楽曲もよくできている
ビョーク、ピーター・ストーメア、カトリーヌ・ドヌーブのキャストもよかった
だけどそんなに映画としてよくできてるとは思わないなあ
しかし嫌なやつをクリントン風のルックスで作って名前をビルにするところ、強い悪意を感じる
ラース・フォン・トリアーって本当にアメリカが嫌いなんだな