>>215
この『世界神話学入門』の紹介文がこう始まっているんだけど

> 日本神話では男神イザナギが、亡き女神イザナミを求めて冥界に下ります。
> 一方ギリシア神話にも、オルフェウスが死んだ妻エウリュディケーを求めて
> 冥界に下るという非常によく似たエピソードがあります。
> しかしこのパターンの神話は上記の二つに止まるものではなく、広く世界中に分布しています。
> では、なぜこのように、よく似た神話が世界中にあるのでしょうか?

これはカタワレ時のモティーフで、瀧が冥界の三葉を救いに行く話。

地上波初見組だけど、「カタワレ時だ」と言うところからふたりの顔が暗く、
死体のような色になったように感じて、あとになって気がついた。

オルペウスもイザナギもできなかったことを瀧はなしとげてしまったものの
かわりに三葉の名前や記憶を失った、というモティーフは、新海誠の発明?

ちなみに『千と千尋の神隠し』のラストも、冥界から地上に戻るとき
ぜったいふり向くなと言われたオルペウスとエウリュディケーの神話のまんま。