ほう

新海誠は、明確に『君の名は。』で伝わりきらなったことを、もっと強くはっきりと、何ならその価値観を受け入れられないならば、より大きな怒りや反発を食らうくらい全力で表現する物語を、しかもエンターテインメントとして伝えようとした。
そして、それは見事に一本の映画になった。断言する。『天気の子』は、『君の名は。』をも超越した面白さと感動、既存の価値観を揺さぶる衝撃、そして言葉にならなかったたくさんの違和感を言い当てて「誰か」を救う愛の力を持っている。
「愛にできることはまだある」と教えてくれるのだ。これは、そのことを伝えきるための特集である。
https://rockinon.com/blog/cut/187747?rtw