中台対立の最前線だから中国軍からの「対台湾拡声器」攻撃も聞こえてくる。
「武器を捨てて投降することは恥ではない」「私たちは家族だ。家族が祖国で待っている……」
内戦の果てに中台が別れてしまったこともまた覆すことのできない選択の結果で、違う選択をしたらどうなっていたかを考えることもまた(後ろ髪をひかれることであるが)虚しい、という風にも解釈できるかもしれない。
登場人物の男たちは老いも若きも勝手で純粋で、まるで子供のようだった。
でも羅保台のあそこでの葛藤は分かる気もする。
本当に愛していたからこそ妮妮の身体を所有できなかった。
そしてつい「初めての相手は(本当に愛している人と)」などと嘘を言ってしまったのかもしれない。
切ないね ( ノД`)シクシク…