監督が明かす 尾田栄一郎の24年前と変わらない「根っこ」
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「最初は音楽映画にするつもりはなかったんですよ」
 そう説明するのは、谷口悟朗監督だ。
「伝説のジジイがすごい力でルフィたちと戦うというプロットをいくつか出したら、原作者の尾田さんが、
『伝説のジジイを描くのはもう飽きたんだ』と。なら最初に言ってよ!って(笑)」
「アニメと音楽は相性がいい。ワンピースでも、音楽を本格的に取り入れましょうとなったんです。
せっかくだから派手にいこうとブラッシュアップしていって、生まれたのがウタでした」
 東映アニメにとって、ワンピースは看板作品の一つでもある。
「そこにサンライズという制作会社のにおいが強い私を起用するわけで、いじめられるかな、なんて思いました(笑)。
でも、既存のシステムでやったほうが楽なのに、一度立ち止まろうとしたのはプロデューサーが有能だということでもあります」
「尾田さんに優しすぎたかもしれないな、と思っているんです。最初に出会ったとき、尾田栄一郎という人は世間に知られていないし、
私も監督デビューがワンピースだから、谷口なんて誰も知らない。だから、昔から尾田さんを知っている人間としては、
彼の要望は『わかった、聞いてやるよ』と許しちゃう部分があるんです」
「あれから立場や境遇もずいぶん変化しました。私と尾田さんは、作品作りのスタンスも違います。でも、今回一緒にやって、
人間の根っこが変わるわけではないとも感じました」

やはり谷口主導っぽい
東映はこのクラスの監督よく起用したなと