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日本人の場合は押さえつけた浪花節のような音が好きなので、
弓を3点支持で腕の力で押さえつけて、つぶれた音を強い音だと思い込んでいます。
それはviolin界だけの問題ではなく(ピアノを含む)音楽家の殆どの人達も、・・・なのです。
そういった音が強い音である、と思い込んでいるのです。

力で出した音は音響学的にはノイズの多い割れた音なので音楽には向かず、
耳を疲れさせるのですが、それを日本人は正しい音であると思い込んでいるのです。
それが感性的に気分の悪い音とは思えないのです。感性的に思えなければそれはもう治りません。

いくら遠くまで届く音であったとしても、柔らかい音は耳に優しく一見弱い音のように感じます。
それを(弱い音という思い込みで)理解できない先生が多いのが困ったものです。
それを理解させるのにオシログラフなどを持ち込んだりして見ても、結局のところは感情的に駄目