ロックの歌詞は、多くは、リズム感や発音のし易さを重視するので、直訳するだけじゃ支離滅裂になってるケースが多い
で、そういう「行間で読ませる」タイプのバンドほど、良い歌詞を書けているので、意訳はむしろデフォなんだよね
たとえば同じパール・ジャムの代表曲の「アライブ」のここを取り上げるが

Pearl Jam - Alive
https://youtu.be/qM0zINtulhM?t=1m26s

Oh she walks slowly Across a young man's room
She said I'm ready, for you
I can't remember anything To this very day
'Cept the look, yeah the look
Oh, you know where Now I can't see, I just stare

やや意訳
彼女は部屋をゆっくり移動し、男に向かって言った 「いいわよ」
その日の事は覚えてないんだ 見ないようにしていたから 
見ざる言わざる聞かざる(と言い聞かせていた)
でも目は開き「その光景」を凝視していた・・・

直訳してもチンプンカンプンになる歌詞だが、ちゃんと意味があり
これは、エディのお母さん(シングルマザー)が年下の男の部屋でSEXする光景を、少年エディが目撃してしまった時の生々しい記憶
ようは「オカンのSEXを見てしまった」という内容の曲w

なので、彼女(エディの母親)が言った「いいわよ」ってのは、「エディは寝ちゃったからHしましょ」という意味で
でも実はエディは起きてて、寝たふりを続けながらオカンと恋人のSEXを最後まで見せられてしまった、というトラウマを歌ってるわけ

SEXソングは色々あっても 「 シングルマザーが子どもの前でセクロス 」 という曲は多分それまでは無かっただろうし
しかも、それを「子ども目線」で歌ったのは、画期的だよね

エディはヤリマンの母親に対し色々と根に持っており、「ベター・マン」という曲でも「若い男を取っ換え引っ換えするろくでもないビッチ」として歌詞にしてるw