時期&出典不明、おそらく何かのインタビュー

「例えば」とポートナー。「ぼくにとってフッレシュ・カヌーという曲は、ある時期におけるぼくとノアの関係性を扱ったものなんだ」
レノックスは元気を取り戻して、目を剥いた。「はじめて聞いたんだけど」
「でもこの曲を聴いた人が「あ、女の子について歌ってるんだな」って考えられるように、性別を曖昧にしてぼかしてもいるんだ。歌詞の意味をはっきりさせて書くのは好きじゃなくてね、「よっしゃ、ノアについて歌ったろ」みたいにさ」
「レコーディングしてる時、なんかおれのことじろじろ見てたね」とレノックス。
「ただね、ぼくは女の子についても歌ったつもりなんだよ。でも、ずっと前に、この歌詞を書いたことによって、ぼくはノアとの関係がより強くなったと思ってる」とポートナー。
しばらく黙り込んだ後で、デイブはレノックスをチラ見して言った。「ごめんね、なんか」